老健医師求人TOP >> 老健医師の基礎知識 >> 老健医師の仕事内容
介護保険施設は、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護老人福祉施設の3種類ありますが、「老健」とは介護老人保健施設の施設名です。この3種類のうち、老健はリハビリテーション専門職を配置することが義務付けられており、制度上でも「リハビリテーション施設」として位置づけられています。老健は、ただ入所するだけでなく、入所・通所・訪問に対して総合的に対応できる機能を備えています。
ちなみに通所とは、利用者が施設に通ってリハビリを行うことであり、レクリエーションなどによって他の利用者との交流を行い、痴呆防止に役立ちます。それに対して
問とは、利用者の居宅にスタッフが通うことであり、実生活に直結したリハビリを行うことができるため、利用者の精神的負担が少ないというメリットがあります。
また、平成18年4月からはさらにショートステイ機能も追加され、通所・入所において短期集中リハビリテーションを受けることが可能となりました。そのような地域リハサービスの拠点である老健では、理学療法、作業療法、言語聴覚療法など、利用者が必要とする支援に応じて医師の仕事も多岐に渡ります。
理学療法とは、体操やマッサージなどの運動療法、動作療法、マイクロ波や電磁波を用いた温熱療法・電気療法などによる物理療法を行うことで、日常生活に必要とされる基本動作能力の回復をはかる方法です。一方、作業療法は、仕事・遊び・休息など、日常的な作業を行える状態にすることで、利用者の健康状態や社会適応力の回復、幸福感の改善をはかる方法です。作業がスムーズに行えるよう、利用者の能力を強化したり環境を整えたりします。そして言語聴覚療法は、言語や聴覚、摂食・嚥下機能などのコミュニケーション機能に障害のある人に対して障害の防止訓練を行い、聴く、話す、読む、書くという日常的なコミュニケーション能力の改善をはかる方法です。利用者だけでなく家族に対してもより適切なコミュニケーション方法を働きかけます。
それぞれの分野は、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などの専門職によって行われます。老健に勤める医師は、リハビリによって身体機能が回復していくお年寄りの様子を間近で確認できるというメリットがあり、やりがいを感じることのできる仕事です。老健医師の仕事に興味のある方は、リクルートドクターズキャリアで転職活動してみてはいかがでしょうか。リクルートドクターズキャリアでは、専任のキャリアアドバイザーが医師の希望にあわせて厳選された求人を紹介してくれます。
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